読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日系ブロガーのススメ。

日本人だけど英語ブロガーなNinja Girlsです。あなたも日系ブロガーはじめませんか?

シンガポールで一番有名な日本人の目指しかた 9 【ついにシンガポールへ 2】

 

<はじめての方はまずはこちらから>

 

 待ち合わせ場所は、私が宿泊していたホテルのロビーだった。

待ち合わせは19時だったけど、
仕事の面接で一日中外出していた私が慌ててホテルに戻り、
シャワーを浴びてロビーに下りた時には、
もう約束の時間を過ぎていた。

初めてお会いする方なのに、遅れて申し訳ないな‥‥。

シャワー後の生乾きの髪を振り乱したまま、
狭いロビーでキョロキョロと辺りを見回す。

けれど私の中で勝手にイメージしていたような、
「ちょっと大物感を出しているブロガー」的な人はどこにも見当たらない。

「あれ、向こうも遅れてるのかな?」

少しホッとしつつ、もう一度辺りを見回す。
ソファには、観光客風の男性が二人座ってなにやら話し込んでいた。

反対側の椅子には、20代後半ぐらいの女性が一人で座っていた。
ちょっと鼻っ柱の強そうな、なかなかの美人だ。

「ファンキーな人だな。
シンガポール人かな?
国籍不明な雰囲気だな‥‥
誰かと待ち合わせしてるのかな?』

突っ立ったまま、
ボーっとその女性を見ながらそんなことを考えていると、
当の本人と目が合ってしまった。

‥‥と、その時彼女が、
すくっと立って私の方に向かってきたのだ。
ヤバい、じろじろ見てたから、怒らせちゃったのかも!
思わず身構えた私の耳に聞こえてきたのは、なんと日本語だった。

「‥‥あの、わたしさくらですけど、あなたつばきちゃん?」



それが私とさくらちゃんの運命の出会いだった。

ブログで「謎の大物感」を漂わせていたのは、
なんと私よりたった一歳年上なだけのファンキーなお姉ちゃんだったのだ。

予想に反した展開に面食らってモジモジする私に向かって、
さくらちゃんはキッパリと言った。

「さっ、あたしについてきて!」

あわてて荷物を抱えさくらちゃんの後を追った私。
この時はまだ、
この出会いがいかに私の人生を決定的に変えてしまうかなんて、
想像さえできていなかった。