さくらコラム:日本のブログ市場は芸能人に食い荒らされてしまった!
こんにちは!さくらです。
今日は、日本のブログ市場が芸能人に食い荒らされてしまったというお話をします。
日本のブログ文化は、海外(主に英語圏)のブログ文化に比べて、
大きく異なることをご存知ですか?
いくつか特徴を述べてみますと、
<日本>
★キャラが立った「カリスマブロガー」の絶対数が少ない
★人気ブロガーにはTECH系や社会派、ライフハック系が多い
★収益化に成功しているブログには、まとめ記事でアクセスを稼ぐブログが多い
★デジタルリテラシーが高い層には「ステマ(ステルスマーケティング)」が嫌われている
★夥しい数の芸能人がブロガーとして一般層からの圧倒的な人気を集めている
<海外(主に英語圏)>
★筆力やコンテンツ力で支持を集める「カリスマブロガー」が多数存在する
★人気ブロガーのジャンルは、美容やファッション、フードなどソフトな分野にも渡る
★強力なオリジナルコンテンツで、世界中からアクセスを集めるブログが強い
★ブロガーがお金を稼ぐことに対する許容度が高く、「ステマ」がそれほど叩かれない
★芸能人とブロガーは別物であり、ブログを頻繁に更新する芸能人は限られている
ずいぶんと無理矢理まとめましたし、
私の印象にすぎないものも多いとは思いますが、
ざっくりとした傾向が見えてくるのではと思います。
ここで私が特に注目しているのは、
「日本では、(ステマを恐れない)
芸能人ブログがブログ市場で多くの収益を上げている」
のに対し、
「海外では、ブロガーがブログ市場の主権を
芸能人ブログに明け渡していない」
という傾向です。
正直なところ、ブログはマネタイズの可能性を多分に秘めています。
単純に広告を貼ってもいいですし、
コラボレーション記事(日本の場合はステマ記事となる場合が多いようですが)
を書いてもいいですし、
他のビジネスと連携させるのも賢いやり方だと思います。
しかしこうしたブログのおいしい部分を、
日本人はすっかり、芸能人に明け渡してしまいました。
きっととても賢い誰かがこの仕組みに気づいて、
海外のように強力なブロガーが生まれる前に、
芸能人ブログを一般化させたことが大きいのだと思います。
すでに高い知名度を誇る芸能人がブログ市場に大量に流入したことで、
本来主役となるはずだったブロガー達が、
なかなか日の目を見ない環境が出来上がってしまったのです。
そこで生まれているのが、前回のコラムでもお話しした、
日本語ブログでリターンを得るのは非常に難しいという現状です。
なぜ私たちが日本語ではなく英語でブログを書くのか、
その理由がここにあります。
また次のコラムで、詳しくお話ししていきますね。