日系ブロガーのススメ。

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シンガポールで一番有名な日本人の目指しかた 16 【ついにデビュー】

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<はじめての方は目次からご覧下さい!>


週末のクラーク・キーは、
シンガポール中から集まったパーリーピーポーでごった返していた。
私たちはタクシーを降り、人ごみの中を掻き分けて歩いた。


ここぞとばかりに着飾ったパーティーガールたちの中でも、
私たちの芸者風セクシーコスチュームは、
群を抜いて目立っていた。


通行人が私たちを振り返る。
「誰だ!?あのホットな二人組は?」
なんて声が耳に届いてくる。


さくらちゃんの家の近くではあんなに恥ずかしかったのに、
クラーク・キーの夜の魔法が、
あの恥ずかしさをちょっとした快感に変えてくれた。


私たち‥‥今夜の主役になれる!


予感が確信に変わるのに、そう時間はかからなかった。



その日のクラーク・キーも、
いつもと変わらぬ週末の熱気に包まれていた。


芸者ガール風コスチュームとアゲ嬢メイクで
みんなの視線を欲しいままにした私たちは、
広場に面したバーのテラス席に陣取った。


さくらちゃんはコロナ、
私はなぜかシンガポールスリングをオーダーした。
(ダサいよね、なんでシンガポールスリングなんか選んだんだろ、
いまだに謎w)


そうこうしているうちに私たちの周りにはたちまち、
数人のギャラリーができる。
みんな、


芸者風コスチュームを纏った、アゲ嬢風アラサー女2人組


に興味しんしんだった。中にはナンパしてくる人もいた。
でも私たちは、それを丁重にお断りした。


私たちの今夜の目的は、ナンパされることなんかじゃない。
これはあくまで、ブログのネタ。
シンガポールで一番有名な日本人になるための第一歩。


恥ずかしいけど、なんだかこの活動、少しやみつきになりそう‥‥
シンガポールスリングのさくらんぼを齧りながら、
私はそんなことをぼーっと考えていた。


まさかこの夜にもうひとり、
チームNinja Girlsに意外なメンバーが加わることになるだなんて、
想像だにせずに。


その時、私の携帯電話が、
けたたましい着信音とともに見慣れない番号を映し出した。


※この時の記事はこちら「Why wait for the next Halloween?