日系ブロガーのススメ。

日本人だけど英語ブロガーなNinja Girlsです。あなたも日系ブロガーはじめませんか?

シンガポールで一番有名な日本人の目指しかた 22 【はじめての動画】

<はじめての方はまず目次から!>



Ninja Girlsに新しいメンバーのらんちゃんが加わり、
コラボ企画を検討してくださる会社まで現れた。
私たちの活動は、いよいよ本格化していかなければならない局面を迎えていた。


けれど当の私はと言えば、
Ninja Girlsの方向性や今後の活動については何も考えておらず、
さくらちゃんに丸投げ状態でのん気なものだった。


あの頃の私は、まだまだお子ちゃまだったな‥‥
自分が何をやっているのか、何をやろうとしているのか、
よくわからないままなんとなく浮かれ気分で過ごしていたのだから本当に情けない。
って、つい半年ほど前の話なのだけれど。



確かこれもそう、ランちゃんが加入したかしていないかくらいの時期だった。
マックを食べていた時にまたしてもさくらちゃんが唐突に言い放ったのだ。
この人はとにかく、
食事中に大事な話をして私の喉をつまらせる傾向がある。


「今度あたしたち動画撮るから。」


ん?
どーが?


あぁ、そーか、動画か。
そーいえば、YouTubeでいろいろ配信していけば、
それで有名になれるって、
なんかさくらちゃんに借りた本に書いてあったな‥‥


そうそう、なんだっけ‥‥そーしゃるめでぃあ?
そのひとつとしてYouTubeがあって、
あの本の著者の人もYouTube動画で有名になったんだっけ。


なるほどね、動画ね!
動画を作れば、有名になれるんだもんね!
やろうやろう、すぐやろう!


‥‥と、ここまで考えたところで私は、
「オッケー、動画作ろう!」
と元気に声を張り上げた。
さくらちゃんが、ようやくわかってくれたか、と言いたげな顔で続ける。


「そう。
私たちはこれからいろんなお店や企業とコラボしていくことになると思う。
その時に動画として仕上げることもあると思うんだよね。
これはその練習と実験を兼ねてるつもり。真剣に行くわよ!」


私はいつものように、
「りょーかい(はあと)」
と、軽〜く答えた。


後にこの「動画」が、
Ninja Girlsのメインコンテンツになっていくのだけれど‥‥


この時はまさか、
自分たちが近い将来に毎週何本も動画を作るようになるだなんて、
想像の先のそのまた先だった。