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「オネエ言葉」にご用心!?すっかりゲイだと思われていたジェフ君の場合

にんにん!
皆さんこんにちは。つばきです。


本日は私の友人Mちゃんがずーっとゲイだと勘違いしてしまっていた友人、
ジェフくんのお話です。


M美ちゃんは、私より一個年下の27歳。
シンガポールで暮らして2年ほどの、
笑顔の素敵な爽やか系美女です。


そんなM美ちゃんがジェフくんと出会ったのは、とあるパーティー。
とにかく人懐こいジェフくんが、
あまりパーティー慣れしていなくてビビッていたM美ちゃんに、
積極的に話しかけてくれたところからお友達になったんですって。


実は最初話した時から、
M美ちゃんはジェフくんのことを「ゲイ」だと確信していました。


ジェフくんは背がスラリと高く、
日焼けした肌がステキな三十代のシンガポール人。
とにかくヘアースタイルを変えるのが好きらしく、
週に一度は美容院に行くオシャレボーイな彼。


でも話し方が
「やだぁー、M美ったらぁー、その服すごいかわいいー!
ちょっとぉ、どこで買ったのよぉー??」
と、ちょっと”オネエ”ちっくなのです。


(実は私も一度ジェフくんに会ったことがあるのですが、
ほんとにそんな感じでした)


M美ちゃんはずっとゲイの友達が欲しかったので、
ジェフくんと仲良くなれてとっても嬉しかったそう。


しかも彼、実は自分でアパレル系ベンチャーを経営する社長。
そんな華やかな仕事をする彼には、
毎週山のようにパーティーのインビテーションが届き、
招待されたパーティーにはできる限り出席するようにしているそう。


つまり、筋金入りのパーティーボーイで、
パーティースナップの常連なのです。


そんなジェフくんは、
いわゆる"セレブ"と呼ばれる人たちがたくさん出席する、
ホットなパーティーにM美ちゃんを連れていってくれるようになりました。


あるパーティーにVIPとして招待された時のこと。
M美ちゃんは、初めて行くラグジュアリーなクラブの雰囲気に酔いしれていました。
キャッチーな音楽がかかり、
"ゲイ友"のジェフくんと楽しく躍るM美ちゃん。


そのうち近くで踊っていた知らない男性が、
M美ちゃんの腰に手を回して踊りだしました。


すると、なんと"ゲイ友"のジェフくん、
その男性を睨みつけ、
M美ちゃんを守るようにその男性との間に割って入って、
彼女を奪い返したのです。


人のいいM美ちゃんは、
「あぁ、ジェフは私が変な男に触られたりしないように、
気を遣ってくれてるんだなぁ。」
と思い、大して気にしていなかったのですが‥‥
クラブの外に出たその時、事件が起こりました。


「M美、ひどいじゃないっ!
他の男と絡んだりしてっ!
あたし‥‥あたしもうM美のことキライッ!」


いきなりキレだすジェフくん。
なんのことかわからずポカンと立ち尽くすM美ちゃん。
感情的になったジェフくんは、
さらにM美ちゃんにまくし立てます。


「みんながあたしのことをパーティーボーイだっていうのよっ!
でもあたしはパーティーボーイなんかじゃないっ!
仕事の付き合いでパーティーに行ってるだけよっ。
あたしだって‥本当はもう落ち着きたい‥


あたしの人生のパートナーになる素敵な女性と出会いたい‥‥」


えーーーっ!
じょ、女性と出会いたい!?
あんたゲイじゃなかったのーーっ!?


心の中で絶叫したM美ちゃん。
ジェフくんは何を隠そう、
れっきとしたストレート(異性愛者) だったのです!


M美ちゃんは動揺をなんとか悟られないように押し殺し、
必死にジェフくんをなだめたそう。
なんとか仲直りをした2人は、流れで次のクラブへ。


「ひゃあ、あそこにいるゲイがあたしのこと見てるぅ!
狙われてるわぁー!
やだぁ〜怖いぃ〜!
M美、助けてぇ〜!」


と甘えてくるジェフくんを、
何とも切ない気持ちで見つめてしまった、M美ちゃん。
ちなみに今でもいいお友達だそうで、
一緒にパーティーに行ってるよ、とのことでした!


日本のみなさん、シンガポールではジェフくんのように
「ゲイに見えるけど、実はストレート」な男性に沢山出会います。
彼らは、仕事にはとてもアグレッシブな反面、
時に女性より優しくて繊細な面を持っているんです。


もしかしたら男性と肩を並べて働く強い現代女性の恋愛相手として
とても相性がいいのかも?しれませんね。



シンガポールより愛をこめて
つばき