日系ブロガーのススメ。

日本人だけど英語ブロガーなNinja Girlsです。あなたも日系ブロガーはじめませんか?

シンガポールで一番有名な日本人の目指し方 80 【異変】

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エディとの摩擦を抱えたまま、「ビブラム」の撮影が始まった。


今回私たちが頂いたのは、ビブラムの5本指シューズを、
普段着やスポーツシーンでいかにオシャレに着こなすかってテーマ。


そして、ひとつ目の撮影場所として私たちが選んだのは、オーチャード通りだった。


シンガポールの「銀座」とも言われるこのショッピング街で、
いかにビブラムをオシャレに履きこなせるか、チャレンジしてみることにしたんだ。


なかなかやり甲斐のあるミッションでしょ??


私たちは、それぞれ事前に考えたコーディネートに身を包み、撮影場所に集合した。


「おっはょー!」


私は、みんなを見かけて駆け寄る。
毎日のように顔を合わせるメンバー、もう何だか家族みたいだ。


「おっはー!あ、今さっきランちゃんから連絡があって、少し遅れるってー。」


さくらちゃんがいつものように気だるそうな声で返してくる。
メンバーの一人が、遅れるなんていつものことだから
誰もたいして気にとめてなかったんだけど‥‥
(あぁ、私は遅刻の常習犯だよ。みんなごめん。)


少し遅れてランちゃんが合流した。


「おはよ‥‥みんな、待たせてごめんごめん‥‥」


そういいながら駆け寄ってきたランちゃん。
なんだか、いつもよりちょっと元気なく見えた。

気のせいだよね?


すぐに、いつもの笑顔に戻った彼女をみて、私は、気になりつつも何も言わなかった。


「さあ、みんな集まったことだし撮影をはじめよう!」


いつものように撮影が始まる。
快晴のオーチャードで、汗だくになりながら何十枚ものショットを撮った。


クライマックスは、4人でオーチャードの真ん中を闊歩するシーン。


「やばい!なんかこれ、シンガポール版Sex and the cityみたいっ!!」


なんて大はしゃぎしながらの撮影。
エディとの関係性で悩んでることすら忘れちゃうくらい楽しかったなぁ。


街を包む喧騒。行きかう人々。途切れ途切れに聞こえる南国の鳥の声。
シンガポールという国が持つ、すさまじいエネルギーはいつも
私たちの背中をいやというほど押してくれる。


やっぱり、私はシンガポールが好き。
Ninja Girlsが大好き。


でもね、この撮影後、私たちは驚愕の事実を知ることになるんだ。
Ninja Girlsが崩壊の危機を迎えようとしていたなんて、
このときは誰も知らなかった。