【つばきコラム】あぁ、麗しき日本女性
★以下の文章は100%私個人の意見です。
昨日、コスメのブロガーイベントにNinja Girlsを招待してくださった会社がありまして、早速行ってまいりました。
そのコスメというのは、もともと日本ブランドでして、三年ほど前にシンガポールでも販売を開始した、ということでした。
そんなわけで、イベントの一企画として、そのコスメラインの『使い方講座』があったわけなんですが、その講師として2人の日本人女性スタッフがいらっしゃってたんです。
日本から派遣されていた販促担当と、販売スタッフの方だと思うんですが、彼女たち、とにかく『うわー!こ、これぞ日本人女性!!』って感じだったんです。
イベントの最後にご挨拶させてもらったんですが、彼女たち、なんてゆーか、ものすごーく、謙虚で、丁寧で、愛想がよくて、優しくて、何より物腰が柔らかいんですね。
「どうか当ブランドのことをどうか宜しくお願いいたします。」
と深々とお辞儀をされて、タジタジになってしまいました。
で『なんなんだ、この感じ!長らく忘れてたこの感じ!』
と思ったわけです。
私はもう一年ほど日本に帰国していないので、ジャパンスタンダードを肌感覚ですっかり忘れているんだな、と。
それと同時にこのジャパンスタンダード(この場合女性の)に仄かな違和感を感じてしまったのでした。
★
シンガポール女性で、前に挙げた日本人女性のような態度をする人を私はみたことがありません。
日本人的感覚からすると、彼女たち基本ぶっきらぼうです。
ぶっきらぼうが基本なので、それはもはやぶっきらぼうではなく『フツーの状態』です。
『フツーですけど、何か?』
って感じです。
かといってすべてのシンガポール人女性がぶっきらぼうで無愛想ってことではないんですよね。
性格が良くて、気が利いて、マナーを守るシンガポールの女性も沢山います。ブロガーイベントで出会うシンガポール人の女の子たちは基本イイ子だし、気もつかってくれるし、かわいい。
で、私思ったわけです。
日本人女性と、シンガポール人女性の最大の違いはなんなのか、と。
そしてみつけたんです、答えを。
その違いとはズバリ
『へりくだり感』
です。
『へりくだり感 』とは、言い換えると『私はあなたと対等の関係ではありません。あなた様の方が、私なんかよりずっと高等な生き物でございます!』
という、メッセージを出すこと。
日本人女性は人と接するときにハンパない『へりくだり感 』だす(だせる、といったほうが正しいかも)んですよ。
本人たちもぜんぜん意識してなくて、たぶんそれって息を吸って吐くような感覚なんです。
考えてみたんですが、原因はたぶん2つあって、1つめは、日本という『男尊女卑的価値観』 が根強い国で産まれ育つことで、女は男に劣る生き物だと、DNAレベルで認識していること。
2つめは『お客様は神様です』という超日本的価値観のもと、モノを売る側と、買う側は決して対等な立場ではない、売る側はへりくだって当然、という感覚があること。
この2つが合わさることで、日本人のサービス業に従事する女性の『へりくだり感』はハンパないです。
そして、私はこの『へりくだり感』こそが『日本のサービスは世界一! 』と言われる一旦を担っているのでは、と思うわけなのです。
もちろん、これはシンガポールの文化がいい、とか日本が悪いという話ではないんですよね。
ただこの『へりくだり感』をしばらく味わってないので、違和感を感じてしまった、てだけの話なんですね。
自国を外から客観的にみるといろいろと興味深いなぁ、と思って1人でニヤニヤしてました。
ちなみに日本人スタッフさんのうちの1人は最近ご結婚された、ということで、しかも彼女まだ25歳ということで、やっぱりこういう子はから売れてしまうのね!!結局そうなのね!!と思ったりしたわけです。
いや、殺意とか湧いてませんってば!ぜんぜん!
私アラサーですけど全然気にしてませんからっ!!