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シンガポールで一番有名な日本人の目指し方【123】女だらけのダイビング旅

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ティオマンの夜。左からゆりちゃん、あたし、らんちゃん



私たちが向かったのは、マレーシアのティオマンっていうダイビングスポット。
シンガポールから車と船を乗り次いで5—6時間ぐらいかな?

金曜の夜の仕事終わり、早速、予約してあった10人乗り?ぐらいのバンに乗りこんだ私たち。

みんな仕事で疲れてたはずなんだけど、
4人での「初海外ダイビング旅行」ってコンセプトにテンションがあがりまくって
大はしゃぎしてしまった。
(4人っていっても、ほんとはさくらちゃんの旦那のライムも一緒だったんだけどね。)


もちろん、2社もスポンサーについてもらっているから、
きっちり仕事もしないって気持ちもあったけど、正直浮かれてしまってた。


とにかく、私たちを載せたバンは、猛スピードで道路をかけ抜けていく。



え?制限速度って何ですか?それって食べ物ですか?
と思っているに違いないバンの運転手さん。

飛ばすよー!
車揺れるよー!

あまりコンディションのよくない道路を思いっきりかっ飛ばすもんだから例え眠たかったとしても、絶対寝れなかったと思う。

そうこうしているうちに私たちはメルシンの港に到着した。


ここまでくると、興奮は収まり、逆に睡魔が襲ってくる。


ねみーよー、ここどこだよーーーと半目にながら、スピードボートに乗り換えて一時間ぐらいたった頃。

ついにティオマン島に到着した。時は午前2時。


夜中は思ったより少し肌寒かった。荷物を持って桟橋を歩く。
あたりは真っ暗でシンと静まりかえっている。どこまでも広がる真夜中の海から、
波の音だけが聞こえた。

ヘミシンクばりの癒し効果じゃね、これ?と思いながら、荷物をずるずる引きずる。

そーこーしているうちに、ヴィラに到着した。

今回はさくらちゃんは、旦那のライム(前にも言ったかもしれないけど、彼が私たちの今回のダイビングインストラクターだったんだ!)と一緒なので、私は、ランちゃんとユリちゃんと3人の相部屋。


さて、明日から早速ダイビング!!


「みなさん!明日は7時起きですよ!しっかり寝てくださいね!
さもないとダイビングで溺れますよーーーー!」

さくらちゃんの謎の脅し文句を心に刻みながら、
私は、あっという間に深い眠りにおちていった。