シンガポールで1番有名な日本人の目指し方 124 【魔法のランプ】
あっと言う間に朝が来た。
青い空!
青い海!
あーん、こんな素敵な場所であたしたちダイビングなんてしちゃうのねー!
テンションはだだあがりだった。
インドアを絵に書いたようなこのアテクシが、ダイビングというリア充スポーツに挑戦するなんて!
そうそうNinja Girlsをはじめてから、私は、
「まさか自分が生きているうちにこんなことするなんて思いもしなかったわー!」体験を頻繁にするようになった。それは、まるでアラジンの魔法のランプ。Ninja Girlsというランプをこすると、思いがけない楽しい体験が次々とできる。
こんなちっぽけな、何の取り柄もない私をおいてNinja Girlsだけがどこかにいってしまうんじゃないか?
そんな底はかとない不安が頭をかすめるほど、本当に毎日が楽しかった。
★☆
「Hey Ladies!さあ、いくよー!」ライムの掛け声と共に、私たちは小型ボートに乗り込み、ダイビングスポットに向かった。
さくらちゃんは、防水カメラを握りしめて私たちを撮影している。
いつものようにカメラに向かって笑顔を振りまいて見たけど、内心は、初めてのダイビングにかなりドキドキしていた。
だってあたしあんまり泳げないし‥‥
海の中にいるときにタンクの空気がでてこなくなったら‥‥
ちょっと弱気になると、ネガティブなことばっかり考えてしまう。
今さらそんな空気読めないこと言えなかったけど、内心完全にビビってた。
「さあ、機材を装着して!大丈夫、俺があとでチェックしてあげるから!」
ダイビングのプロフェッショナルであるライムの頼もしい言葉。あー、ライムが3割増しでかっこよくみえる。ダイビングインストラクターがモテるってこうゆうことね。。吊り橋効果ね。。。そりゃそーよねー。だって命を預けるんですもの。。
そうこうしている間に、ついに!
私が海にダイブする番がきた!!!