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さくらコラム: Facebook先進国シンガポール 驚きの日常生活

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こんにちは!さくらです。
今日は、Facebook先進国シンガポールでの驚くべき日常についてお話しします。



今、日本におけるFacebookの普及率は2012年5月のデータで6.8%
一方、こちらシンガポールは51.2%と、
実に人口の半分以上がFacebookを活用している計算になります。
アジアでは第二位。ちなみにアジア第一位は私が以前暮らしていたマカオです。
(参照:2012年5月日本国内のFacebookユーザー数860万人に



伸び率を見れば、アジアで最も急スピードでユーザー数が増えているのが日本です。
いずれシンガポールのように、
国民の半数以上がユーザーとなる日も近いのかもしれません。
そんな時、一体日本での生活はどうなっているのでしょうか‥‥?



Facebook先進国のシンガポールでの日常を通して、
ちょっと想像してみてください。



  • 日常風景1:飲食店に行くと、かなりの割合で「Facebookいいね!」特典がある


大都市にお住まいの方であれば、
どこかの飲食店に行く際に必ずクーポンを検索する方も多いのではないでしょうか。
すると結構な割合でそのお店のホットペッパーGrouponのクーポンが出てきますよね。


体感値ですが、シンガポールではそれと同じくらいの割合で、
私たちのFacebookページをいいね!してくれたらこんな特典がありますよ
というサービスに遭遇します。
ビール一杯無料券であったり、割引券であったり、お店によって様々です。


そうしたお店側の地道な努力あってか、商店街の片隅の小さなお店にまで、
Facebookページのファンが1000人以上いたりするんですよ。



  • 日常風景2:ちょっとした街のニュースがすぐにFacebookを介して伝わってしまう


例えば、街角で男女が激しく口論をしていたこの姿。
http://youtu.be/OOKnGbHs6MA
実は化粧品会社の仕込みだったそうですが、
その激しい口論が話題を呼び、
Facebookを通じてあっという間にシンガポール中に広まってしまいました。


最近で言うと、電車で年配の女性に席を譲ったにもかかわらず、
叱責を受けて口論に発展した若い女性の姿が話題になりました。
彼女が動画の中で繰り返す「Ok, enough」の一言は、
今年の流行語大賞が狙えるのではないかと思うほどです。
http://youtu.be/lecy2fpMs4Q


これらは本当に些細な街のニュースだと思うのですが、
シンガポールのように狭く、かつソーシャルメディアが発達していると、
あっという間にもの凄い勢いで伝播
されていきます。



  • 日常風景3:しょっちゅう友人から投票のお願いが来る


シンガポール中のあらゆる企業が、自社のFacebookページを盛り上げるために、
年中様々なコンテストやキャンペーンを実施しています。
中でも定番は写真コンテスト。
写真をポストしてもらい、最も多くのlikeを獲得した人が賞品を手にするという、
シンプルながら人気の企画です。


シンガポールに暮らしていると、この手のコンテストに参加した友人から、
毎週のように投票のお願いが来るのです。


「うちの子供が粉ミルク会社のFacebookコンテストに参加しているからlikeして!」
「私、今化粧品会社のFacebookコンテストに参加しているの。likeして!」


と、熱心なことこの上ありません。



  • 日常風景4:Facebookをやっていない=音信不通、という世界


携帯電話の番号を変えていなくても、住所や職場も変えていなくても、
Facebookをやっていないというだけで「あの人は今」状態
になってしまうのがシンガポール。


友達の近況は、わざわざ電話して訊くものではなく、
Facebookのタイムライン上で確認するものなのです。


ちょっとした飲み会やパーティのお誘いも全てFacebookを通して行われますから、
アカウントを持っていない友人はいつの間にか誘われなくなりますし、
どんどん疎遠になっていきます。


現在の40歳前後までのシンガポール人のほとんどが、
自分の交友関係をFacebookにすっかり移管してしまっている状態‥‥

と言っても過言ではないでしょう。





他にもたくさんあるのですが、今回はこのあたりで。
こうしたFacebookの普及もまた、
「なぜ日本語ではなく、他の言語でブログを書くのか」
という大きな理由のひとつ
です。



では、次回はこうした時代の流れを逃さずに世界的知名度を獲得した、
シンガポールのカリスマブロガー達をご紹介します!