日系ブロガーのススメ。

日本人だけど英語ブロガーなNinja Girlsです。あなたも日系ブロガーはじめませんか?

シンガポールで1番有名な日本人の目指し方 129 【たくさんの自分】

ところで、みんなにとって動画を作るってどんなイメージ何だろう。

Ninja Girlsをみてくれている人には必ず

「動画みてるとさ、Ninja Girlsってほんとに楽しそうだよねー!!」


って言われるんだ。

ちなみに正解。

動画撮影は最高に楽しい。

でもその楽しさは「キャッ、キャ、アハハ!!」的なものでは決してないんだよね。

実際「キャッ、キャ、アハハ」なかんじで撮った動画なんてグダグダでとても見られたもんじゃないと思う。

Ninja Girlsの(大して面白くない)動画でさえ、一本一本にそれなりのシナリオがあって、さくらちゃんのディレクションのもと、かなり真剣に撮影をやってきた。

もし、知らない人が撮影現場を見学したら、あまりのピリピリ具合にビビっちゃうかもねってぐらい。

そんなピリピリしたところで、

「ツバキちゃんっ!変顔してっ!」

とか、

「こんな美味しいもの生まれて初めて食べたわぁ〜!!みたいな顔してっ!」

とかっていわれるもんだから、それはそれはシュールな光景だと思う。

でもね、そうやって半ば強制的に自分の持っている表現力を外に出していくって、すごい楽しいことなんだよね。

今まで、知らなかった自分に毎日出逢えるって感じ。

そう、誰だって一つの体の中に沢山の自分をもっているもの。

それを解放していけるって、ちょっと面白くない?

シンガポールで一番有名な日本人の目指し方 128【ブロガー友達】


この頃、Ninja Girlsが次のステップに進んでいるなーと感じられる出来事が起こり始めていた。

それは私たちにブロガー友達ができ始めたこと。

ある日、さくらちゃんが興奮した面持ちで私に言ってきた。

「ちょっとあんた!あたしダブルチンちゃんに会うことになったのよ!あんたも来なさいよ!」

「だぶるちんちゃん?」

☆★

Dbl Chin(二重アゴ) ちゃんはシンガポールでもかなりの知名度を誇る人気美容ブロガー。

たまたまNinja Girlsのブログをみた彼女は、なぜか気にいってくれてコメント欄に励ましのメッセージをくれたりしてたんだって。私たちのような、あまり認知度もない外国人ブロガーにそんなことをしてくれるとか、間違いなくスーパーいい人。


私たちは、早速日にちを決めて彼女と会うことになった。

☆★

待ち合わせに現れた彼女は、
びっくりするほどかわいかった!

まるで、お人形のように小作りな体と顔、透き通るように白い肌。

笑うと真っ白に光る綺麗な歯。

さすが美容ブロガーなだけあるわー!

なぜかトンカツ屋に入った3人は同年代ってこともあって、すぐに打ち解けた。

「どうやってNinja Girlsのことを知ったの?」

ってきくと彼女は、微笑んでいった。

「たまたま、ネットサーフィンしてたら、あなたたちを見つけたの。とってもキュートだったから、ずっと応援してるんだよ。」


笑うとさらにすごーーーくかわいいダブルチンちゃん。

ブロガーとして大先輩な彼女と友達になれて本当に嬉しかった。

こうやってNinja Girlsには少しずつ、少しずつローカルのブロガー友達が増えていったんだ。

それは、Ninja Girlsがローカルに根付いたブロガーになるためにとっても大事なプロセスだった、って、だいぶあとできづくことになったんだけどね。

つばきコラム:これがソーシャルメディアの力だ!〜婚活はブログとYou Tubeでする時代〜

にんにん!
みなさん、こんにちは!

最近素敵な男性に会うと、真っ先に「結婚してらっしゃいます?」と聞いてしまうツバキです。

こんなこと聞くとモテないってわかってるんですけどやめられません。

妙齢の女性にとっては何より大事な情報ですからね。

でもたぶん、、、「ご家族も一緒にシンガポールにいらしているんですか?」
とかのほうが自然ですよね、って今、思いました。

そう、結婚といえば、Ninja Girlsで絶賛婚活中のランちゃんの婚活ビデオをアップしたんです。




そしたら、予想以上の大反響がありまして!


なんと、アップ後1時間もしないうちに動画のバイラルが始まりまして、たった半日で返信に困ってしまうぐらいの数のメールを頂き、本当に嬉しい悲鳴をあげている、と伝え聞いております。

冷やかしのようなメールも含まれてはいるんですが、ほとんどのメールは真面目にお付き合いや結婚を考えているんだろうなーという感じの素敵な文章だったそうです。住所や電話番号、Facebookのアカウントまで丁寧に書いてくれている方がほとんどだ、と。

正直ですね、アントレプレナー系の方ですとかね、それこそ独身女性なら周りを出し抜いてでも、飛びついて捕獲したいような高スペックの殿方が、まるで履歴書のような自己紹介を送ってきてくださっているらしいんですよ!

今、おそらく「シンガポールで一番モテている」であろう当事者のらんちゃんも
あまりの反響の大きさに大変びっくりしていると同時に「有り難い。。。」と申しておりました。

いまでは、結婚するカップルの内かなりの割合いが、ソーシャルメディアを含むネットでの出会いからお付き合いをはじめると言われています。でも「動画で婚活」というのはまだまだ新しいコンセプトなのではないでしょうか?

あー、こういう方法もあるのねっ、と膝を叩いた婚活中の皆様、あなたも動画で婚活してみます??

★☆★☆★

らんちゃんのMr. Right探しは始まったばかり!
応援よろしくおねがいしますねっ!

シンガポールで1番有名な日本人の目指し方 127 【戻れないドア】

時が経つのは本当に早いもの。

「ねぇ、シンガポールで1番有名な日本人になってみない?」

あたしの運命を変えてしまったあの一言を、さくらちゃんが言った日から
もう一年が経とうとしていた。


シンガポールで1番有名な日本人です!

って胸を張って言えるほどではまだなかったけど、日々ローカルやシンガポールに住んでいる日本人に認知してもらえるようになってきている、
そんな感触は確かにあった。
★☆

実は、シンガポールは今ブロガー戦国時代何だよね。


ブロガーマーケティング(ブロガーを自社の宣伝や販促に起用すること)がさかんなこの国では、有名になりたいブロガーがうだるほどいる。

フードブロガー、ファッションブロガー、美容ブロガー、写真ブロガー、動画ブロガー、それを全てひっくるめたライフスタイルブロガー。

みんなブロガーコミュニティの中で必死でポジション取りをしている状態。

どのブロガーと誰が中が悪いとか、誰それはあのイベントに呼ばれたのに、あたしは呼ばれてないだとか、とにかく見た目の華やかさとは引き換えに内側は結構ドロドロだったりw

いまでこそ、そうゆう大人の事情がわかるようになったあたしだけど、この頃は、まだ鼻くそホジホジのアマちゃんだったから、これからNinka Girlsがいこうとしている場所がそんな場所だとは知る由もなかった。

皆で集まって楽しく撮影して、パーティに呼ばれてワイワイして‥‥

そんな日がずっと続いてくって思ってたんだ。

もう、この先に進むと二度とは戻れない、そんなドアを開けて入ろうとしていることに、きっとあの時さくらちゃんは気づいていたのかな?


はしゃぐ私たちを尻目に、ときどき遠くをみつめる彼女には、私たちには見えていなかったなにかが確実に見えてたんだと思う。

シンガポールで1番有名な日本人の目指し方 126 【デトックス完了】

この頃のあたしの生活は前にも増してNinja Girls一色になっていった。

平日のうち4日は、撮影があってもなくても四人で集まって夜中までダベっていた。週末はほぼ毎週撮影に追われて過ぎていった。

そうこうしているうちに、あたしは気付いた。

なんと、彼氏いない歴半年をこえているということに!!

重度の恋愛依存症だったあたし彼氏が半年もいないなんて、大大大事件なんだよ。

今までのあたしならこんなのぜーーーーったい耐えられなかった。

あたしは変わった。

いや、変われた。Ninja Girlsのおかげで。恋愛以外でのめり込むことのできるものを、生まれてはじめてみつけたんだ。

Ninja Girlsのおかげで心のリハビリができたんだよね。

正直いうと、撮影が忙しすぎて男なんか作ってるヒマなかった。

こんな日々が続いてくと、一生彼氏できないんじゃないかって思うぐらい。

恋愛依存性を脱出できたのはいいけど、今度はそっちが不安になる。

「なんかさー、最近さー、もう彼氏とかできる気しないんだけど。」

いつものコーヒーショップで、そうボヤくと、他の3人が鼻で笑った。

「なに言ってんのよ。たったの半年でしょ。心配しなくていいわよー。」

「そうそう、焦ってウンコみたいな男つかまえたらダメだよ〜。」

みんなから大変暖かい励ましの言葉と、有難いアドバイスを頂いた私。

そーだよね、確かにまだたったの半年。焦らなくていい。

もう私はどこかの王子様に幸せにしてもらう必要はない。

自分で自分を幸せにできる。

そして自分の幸せを相手に分けてあげれるくらい今の私は幸せ。

こんな今の私がいい男と付き合えないわけがない!

そうだ、絶対そのうちいい男がそこの最終コーナーを回ってきてる!

もうすぐ私の前に現れるはず!

私は気持ちを新たに、頑張ろうと心に誓った。

シンガポールで一番有名な日本人の目指し方【125】満月

「次はツバキの番だよ!」
先に海に飛び込んでいたキウイが、大声でそう叫んだ。

よし、あたしの番だ!
海に飛び込むポイントに移動するために立ち上がろうとするも、

「重っ!!」


背負っている機材が重すぎて、全然立てないんだよね。

まるで産まれたての子鹿のようにフラフラしながらなんとか移動する。
目の前には海!

怖い!

てかあんまり泳ぎ得意じゃない!

え、いまさらなにいってんのあたし!

しょうがい、やるしかない!えーい!


意を決して飛び込む。

ドッボーン!!!


☆★☆


......げほっ。



飛び込んだ時に勢いあまって少し水を飲んでしまった。

げほげほしながらも呼吸を整えて、なんとかみんなのいる方に向って泳ぐ。



「みんないいかい。リラックスして〜。大丈夫、僕がついているからね。さぁ、ゆっくり沈むよ〜。3, 2, 1!!!」

ライムの掛け声で一斉にBCDの空気を抜く。徐々に私の体は海の中へと沈んで行った。


それはもう言葉では言い表せないような感動だった。

あたりまえだけど、見える景色は地上のそれと、全然違う。虹色の魚が目の前をスイスイと通り抜けた。


恐る恐る息を吸ってみる。


あ、フツーに吸える。


地上にいるときと変わらずに呼吸ができた。

楽しいーーーーーーーー!

その日、私はまた「初めての体験」を経験したのだった。

★☆

ビデオの撮影は順調に進んだ。
今回のコンセプトは、「ミュージックビデオ風」。

Carly Rae Japsen の大ヒット曲「Call me maybe」に合わせてNinja Girlsがダイビングのライセンスを取る過程を綴った動画。

ありがたいことにこのビデオをNinja Girlsの最高傑作と言ってくれる方もいるんだ。

そのときのビデオはこちら!





★☆

最高に楽しかった2泊3日の弾丸ダイビングツアーも終わりを迎えようとしていた。
シンガポールへと帰る途中、凸凹道を猛スピードで走るバンの窓から見上げた月は、満月。


「みてみて!満月だよー!超キレイ!」

四人で、光々と、恐ろしいほどに輝く月を見上げる。


「私、きっと、いつまでも今日のこと憶えてる。皆で一緒に見た、この満月のこと‥‥」

ランちゃんがそっと、呟いた。

シンガポールで1番有名な日本人の目指し方 124 【魔法のランプ】

あっと言う間に朝が来た。

青い空!
青い海!
あーん、こんな素敵な場所であたしたちダイビングなんてしちゃうのねー!

テンションはだだあがりだった。

インドアを絵に書いたようなこのアテクシが、ダイビングというリア充スポーツに挑戦するなんて!

そうそうNinja Girlsをはじめてから、私は、
「まさか自分が生きているうちにこんなことするなんて思いもしなかったわー!」体験を頻繁にするようになった。それは、まるでアラジンの魔法のランプ。Ninja Girlsというランプをこすると、思いがけない楽しい体験が次々とできる。

こんなちっぽけな、何の取り柄もない私をおいてNinja Girlsだけがどこかにいってしまうんじゃないか?

そんな底はかとない不安が頭をかすめるほど、本当に毎日が楽しかった。


★☆


「Hey Ladies!さあ、いくよー!」ライムの掛け声と共に、私たちは小型ボートに乗り込み、ダイビングスポットに向かった。

さくらちゃんは、防水カメラを握りしめて私たちを撮影している。

いつものようにカメラに向かって笑顔を振りまいて見たけど、内心は、初めてのダイビングにかなりドキドキしていた。

だってあたしあんまり泳げないし‥‥
海の中にいるときにタンクの空気がでてこなくなったら‥‥

ちょっと弱気になると、ネガティブなことばっかり考えてしまう。

今さらそんな空気読めないこと言えなかったけど、内心完全にビビってた。

「さあ、機材を装着して!大丈夫、俺があとでチェックしてあげるから!」

ダイビングのプロフェッショナルであるライムの頼もしい言葉。あー、ライムが3割増しでかっこよくみえる。ダイビングインストラクターがモテるってこうゆうことね。。吊り橋効果ね。。。そりゃそーよねー。だって命を預けるんですもの。。


そうこうしている間に、ついに!
私が海にダイブする番がきた!!!