日系ブロガーのススメ。

日本人だけど英語ブロガーなNinja Girlsです。あなたも日系ブロガーはじめませんか?

シンガポールで1番有名な日本人の目指し方 135 【疑惑】

そうそうイケメンの話にもどるんだけど、赤いビキニパンツで白い犬と戯れる彼の姿をみて、私の頭の中でビービーと警告アラームが鳴り出したわけ。

そう!「ゲイ警告アラーム」が!


前置きすると、あたしはシンガポールが大好きだし、シンガポールの男の人も大好きだよ。(女の人ももちろんね)

それを踏まえて、愛を込めて言わせていただく。シンガポール人男性は、ほんと『ダサい』んだよね(涙)

服とかも、みんなヨレヨレのTシャツと短パンだし、髪は何処で切ったらそんななるんだという、謎の刈り上げだし。もともと暑い国だから、みんなラフな格好しかしないわけ。

ま、それはあたしがシンガポールを好きな理由の一つでもあるんだけどね。


そんな中でちょっとファッショナブルで体を鍛えてる感じの男性をみると、あたし思っちゃうわけよ。

『ゲイなんじゃない?』

って。

警戒しちゃうわけよ。

だって悲しいじゃない?

すてき!と思って、近づいて、上目遣いでパチパチした相手が実はゲイだったら。

虚しいじゃない?
みじめじゃない?
悔しいじゃない?

目の前のイケてる男がすごくかっこいいにも関わらず、こっちからは手も足も出せない状態って!!


そうゆーわけで、あたしはこのイケメンは『ゲイ』だという前提で接することにした。

悲しい女の性よね。
傷つきたくないからバリア張っちゃうのよね。

まぁ、ゲイの友達も欲しかったし、それはそれでありだなーと思ったのよ。

【つばきコラム】英語の勉強に関して思うこと

イケメンの話をしている時に思い出したから書いてみるけど、このころ自分の英語がちょっとうまくなったことに気づいたんだよね。(あくまで過去の自分比だけど)


以前にも書いたけど、あたしはシンガポールに来る前は、海外旅行さえしたことのない見事なまでの『井の中の蛙』だったんだ。

語学留学なんて素敵なものに憧れてはいたんだけど、経済的な理由や諸事情で叶わぬままだった。

シンガポールにくる前、日本で半年間オンライン英会話スクールに通って、なんとか日常会話をこなせるレベルまでには漕ぎ着けたんだけど、まだまだ『流暢』というには程遠い状態。というわけで最初にシンガポールにきたときは、雰囲気に飲まれて完全にビビッてしまって、なかなか英語で思うようにコミュニケーションできなかったんだよね。


でもNinja Girlsのおかげで私の英語レベルはググッと上がった。

改めて教科書とにらめっこしながら勉強したわけじゃないんだけどね。


動画の前で拙い英語を使ってなんとか伝えようってがんばったこと、
ブロガーとして、いろいろなイベントに呼ばれるようになってとにかく周りの人と英語でしゃべらなくちゃいけなくなったことが上達の要因だと私は勝手に思ってる。


要は、英語は『度胸と慣れ』なんだよね。

勿論一定レベルの単語や文法の構造は知ってたほうがいいけど、その点日本人はほとんど心配しなくていいと思う。

基礎知識は十分なんだから、それを駆使して、もっともっと世界中のいろいろな人と繋がれる日本人が増えたらいーなーと思う。

それから、英語の勉強に高尚なモチベーションとかまじいらないからね。

私が英語を勉強した最大の理由は、『世界のイケメンとからみたい』からであり、それ以上でも以下でもない!



動機なんて、そんなもんで十分。

と思ったことをツラツラと書いてみた。

チャオ!

シンガポールで一番有名な日本人の目指し方 134【イケメン捕獲】

さくらちゃんにモーレツに背中を押されて、私はようやく一歩を踏み出した。

ビーチで例の白い犬と戯れる『イケメン』のもとににじり寄る。


標的との距離、目算10メートル!

「キャー!かわゆーい!」


奇声ともとれる甲高い声を発しながら犬に近づき、すかさず頭を撫でた。

「やばい、ちょーかわーいー!え、もしかして、あなた飼い主?これあなたの犬?」


最初から狙っていたくせに、今初めてあなたの存在知りました、みたいな顔をして飼い主である『イケメン』の顔をみた。

「はははー、そうだよ!」

イケメンはちょーフレンドリーだった。サングラスを外すと、思ったよりイケメンじゃなかったけど、まーそんなことはどうでもいい。

彼は、右手を差し出しながら言った。


「ところで僕はマーク。はじめまして!」


そこから、立ち話が始まった。
彼はシンガポール人だった。聞くところによると、彼は何やらファッション関係のビジネスをしているらしい。
「去年、日本にトランジットで立ち寄ったんだ!でもあんまり時間がなかったからちゃんと観光はできてないんだけどね。今度はもっとゆっくり旅行にいきたいなー。」

ランちゃんも混じって3人でかなり話が盛り上がった。

★☆★☆

「じゃ、あたしたちもういかなきゃ。」

「わかった、じゃ、2人の電話番号教えてよ。今度ご飯でも。」

「もちろん!」

★☆

ビーチでの動画撮影が終わってくたくたになりながらビーチをあとにしていた私たち。
ふと振り返ると彼は白い犬と楽しそうに泳いでいた。

日に焼けた逞しい体に赤いビキニパンツが眩しかった。

日にやけた肌。。。

逞しいからだ。。。


赤いビキニパンツ。。。。。。。。。



ま、まさか。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。!!!!!!

いやな予感がした。

シンガポールで1番有名な日本人の目指し方 133 【白い犬】

私はそのイケメンらしき男性を暫く目で追いかけた。

『あの人、かっこいぃ~。』


隣にいたさくらちゃんにそう話しかけると、彼女は0.3秒でこう返してきた。


『声かけてくればいいじゃん。』


私は、いやいや、別にそんなつもりで言ったんじゃないのよ、とかなんとかモジモジしながら話をはぐらかした。

実際そんなつもりじゃないかったんだよ、ホントに。


よくみると、彼は波打ち際を歩きながら、ビーチに寝そべっている女の子たちと楽しそうにおしゃべりをしているではないか!


やはり、ちょっとでも見た目がいい男は遊び人なのだ。間違いない。
いかんいかん。そういう男はいかん。

つばき!イケメンだからといって簡単に鼻の下を伸ばすんじゃない!
危険だぞ!

あたしは自分に危険信号を出した。

★☆





でもね、その日はさくらちゃんがいつになく激しくツッコんでくる。

「いいのかい?本当にいいのかい?声かけなくて後悔しないのかい?」

☆★☆

前にも話したことがあると思うんだけど、チャンスの神様には前髪しかない。

前髪しかないってことは、一瞬のチャンスを逃してしまったら、もう二度とそのチャンスは巡ってこないってことなの。

だって後ろ髪ないんだから。つかめないんだから。

暫くすると、さくらちゃんが私の耳元でこう囁いた。

「見て。あそこにいる白い犬。」

ふと前を見ると、小さいフワフワ系の白い犬がビーチをトコトコと歩いていた。




「あれ、あのイケメンが連れてきてる犬よ!あたしさっきからずっと観察してたの!さぁ、犬好きなフリをして、話しかけてきなさいっ!そしたら怪しまれないわよ、さぁいって!」


い、犬好きなフリって‥‥

シンガポールで一番有名な日本人の目指し方 132 【出逢いの予感!?】

このころから仕事について他のNinja Girlsの仲間に愚痴ることも多くなってきていた。

週末はほとんど撮影に費やしていた。みんなでワイワイいいながら撮影をするのは文句なく楽しかった。でもその分、日曜の夜の『サザエさん症候群』(サザエさんが放送される時間帯になると、次の日のことを考えて憂鬱になる病気)がそれはそれは酷くなっていったんだよね。

今考えるとあの頃の私はまだまだ甘かったし、世の中を舐めていたんだと思う。愚痴ったって事態は何にも解決しないってことぐらいわかっていたはずなんだけど。

しかし仲間っていうのはいいもんだ。みんな真摯に私の悩みを聞いてくれた。

あれは、セントーサで撮影の日だった。

炎天下の中汗だくになりながらのメチャクチャ大変な撮影だったんだけど、東南アジア最大のリゾート地は、やっぱり行くだけでちょっとワクワクしてしまう。

あたしたちは、恐らくシンガポールで最もオシャレでイケてる人達が集まる場所のひとつ、『タンジョンビーチ』にいた。

イメージとしては、あの伝説のドラマ『Sex and the City』の主人公たちがバケーションででかけるビーチ、みたいな感じを想像してもらえばいいと思う。


わーーーーーぉ!!


恋愛デトックス明けのあたしには刺激が強すぎるほどのイケメンたちが裸でウロウロしているではないか!

まさに天国っ!

私はビーチソファーに寝そべってウホウホしながらイケメンたちを観察する。

しっかりサングラスをかけてね。

『なんなんだあの女!さっきから俺のこと凝視してる、怖〜〜!』

とか思われたらヤダからね。


★☆★

ビーチの奥から、またイケメンらしき一人歩いてくる。日焼けした肌に白いシャツ。レイバンのサングラス。

どこの国の人かよくわからないけど、なかなかかっこいいじゃない。

私は暫く彼を凝視していた。

シンガポールで一番有名な日本人の目指し方 131 【ジレンマ】

あたしはNinja Girlsが認知されればされるほど、嬉しい反面不安に苛まれるようになった。

その理由はたった一つ、自分が銀行で働いているから。

ご存知のように、日系の銀行というのはいろんな業界の中でも最も保守的な部類に入る。

もしNinja Girlsのことが上司の耳に入りでもしたら、いいイメージは持たれないだろうってことぐらい、あたしにだってわかった。

ブログにもYoutubeにも顔を出しまくってるからバレやすいし、下手をすると、「クビ」なんてことになりかねない。

Ninja Girlsはテレビにでたりもしてたから、ローカルの同僚から

「ねぇ、もしかして君、チャンネルニュースアジアにでてなかった?」なんていわれることもたびたびあった。

嘘はつけないから、

「うん、実はでてたんだけどあんまり人に言わないでね」

って念を押していた。

Ninja Girlsをもっともっと大きくしたい、もっと有名になりたい!!

でも大きくなったらまずいんじゃないか、クビになるんじゃないか、生活していけなくなるんじゃないか。。。!?

その大きなジレンマが心の中にズシンと座り込む。


「何も失うものなんてない!人生を変えたい!」そう息巻いてシンガポールにきたあたしでも、自分の周りが少しずつ、少しずつ変化していくのをみてビビってしまっていた。



「でも、、、」

あたしは考えた。

私は一生この銀行の仕事をしていきたいんだろうか?

ただ安定しているからという理由で?

ただ名のしれた会社だからという理由で??

あたしが明日ぶっ倒れて死んでしまったとしても、次の週にはもう代わりの人材をみつけて何事もなかったように業務が進んで行くであろうそんなポジションにしがみつく理由がある??


私は右に左に振れながら、自問自答し続けた。

シンガポールで1番有名な日本人の目指し方 130 【ラッフルズ・ホテル】

シンガポールでは、企業や政府が商品やサービスのPRにブロガーをよく起用するんだけど、
それって日本でも珍しくなくなってきてるんじゃないかな、って思うんだ。

でもシンガポールのすごいとこって、例えば政府系の組織や、一見ブロガーなんていういわゆる『チャラい』媒体を使いそうにないところでお、フツーにブロガーマーケティングをやっているところだと思う。

★☆★☆

『ちょっと、ちょっと、ちょっとぉぉぉ~!!ラッフルズホテルからご招待いただいたわょぉぉぉぉ~~~っ!』

興奮した面持ちで、さくらちゃんから電話がかかってきた。

えっ!ラッフルズホテル?あの、村上龍の小説の舞台にもなった有名なラッフルズホテルぅぅぅぅぅぅぅぅぅ?!?!

シンガポールでもっとも由緒正しいホテルがNinja Girlsを招待してくれるなんて!

信じられない気持ちでフワフワと出かけていったわけだけど、案内された先はな、な、なんとホテル内にある、かの有名なロング・バーだった。そう、世界中で有名なカクテル「シンガポール・スリング」の発祥したとされるバーですわよ、奥さん!


☆★☆★


私たちが招待されたのはシンガポールスリング、スペシャルバージョンの発表イベントだった。
ラッフルズホテルのマーケティング担当者が、ひょんなことからNinja Girlsの動画をみて気に入ってくれたらしく、それでご招待いただけたみたい。
(担当者いわく『オーチャード』の動画がすごくよかったらしい。まさか『オーチャード』の動画がラッフルズホテルのスポンサードにつながるなんてねwwwwwww)

ある意味伝説になった、オーチャードの動画はこちら



Ninja Girlsの他にも、数組のブロガーが招待されていた。どのブロガーたちも、Ninja Girlsより知名度のある、有名ブロガーたちだ。わぁ、、、、こんな人たちと方を並べて招待していただけるなんて。。。
ドキドキしながら挨拶をする。
笑顔のキュートなバーテンダーが、こなれた手つきで様々な新作カクテルを作ってはテイスティングをさせてくれる。さすが、バーテンダーはかっこいいね。


カシャッ、カシャッ。


どのブロガーも、真剣な面持ちでシャッターをきる。
あたり前なんだけど、フードテイスティングで一番大事なのは、いかに食べ物や飲み物を美味しそうに撮れるかってことなんだよね。
みんな、ベストショットをとろうと、右へ左へと移動しながら何十枚もの写真をとっていた。

そんなブロガーたちに負けじと、さくらちゃんはビデオを回していた。
そして、わたしとゆりちゃんは、いつものように一生懸命カメラの前で、踊ったり歌ったり変な顔をする。




「じゃぁ、次はブロガーの中から誰かこのバーカウンターに入って、オリジナルのシンガポールスリングを作りたい人!」
笑顔が素敵なバーテンがこちらを見てチカっとウインクをする。

えぇぇぇーーー!

そんなの作ってみたいにきまってるじゃん!!!
もしかしたらこれ、ロング・バーのバーカウンターに入った初めての日本人とか、そんな感じになれるんじゃないの??

さくらちゃん、ゆりちゃん、あたしの3人は、喜び勇んで交互にカウンターに入ってはオリジナルのカクテルを手取り足取り教えてもらいながらつくった。
素晴らし過ぎる体験だった。
あたし、今だにNinja Girlsがロングバーのカウンターに入った最初の日本人なんじゃないかって思ってるんだけどwどうなのかな?
もちろん、バーカウンターの中でも、あんな顔とか、こんな顔とかいろいろしてみたよ。

憧れのラッフルズホテルを舞台にした動画でこんな変な顔とかしちゃっていいのかね?とか思わなかったわけではないけど、いつだってNinja GirlsはNinja GirlsらしくいないとNinja Girlsでいられないからねw


出来上がった動画をみて、ラッフルズホテルの担当者はとっても喜んでくれた。(よかった!)

動画はこちら




これを機にラッフルズホテルとは長いお付き合いをしていくことになるんだ。

Ninja Girlsはどんどんその勢いを増していっていた。
そのことをあたし自身肌で感じていた。
それはこの上なくすばらしいことに違いない。
でもね、これは私にとって頭痛のタネになりはじめていたんだ。。。。