これは、人生の新たなステージに向かう人の話。 今まで開いていたドアが静かに閉まる。 それと同時に、目の前には新たなドアが開こうとしている。 この瞬間に感じる、ちょっと切なくて、不安で、でもワクワクするような感覚が私は大好き。 だって「生きてる…
ある日のこと、さくらちゃんに元気がない。 どうしたんだろう。何があったのか聞いた方がいいの?そっとしておいたほうがいいの?なんて気をもんでいると、さくらちゃんがいきなりキィキィ声でこんなことを言い出した。 「くやぢー!くやぢーよー!シンガポ…
「なに?とっておきの方法って?」 興味深々で尋ねる私に向かって、さくらちゃんはニヤリとした。 「つばきちゃんに今必要なのは、男デトックスよ。」 「お、男デトックス!?」 「そう、簡単にいうと、彼氏なしでも生きていけるようになれってこと。恋愛禁…
思い返せば、私は一人暮らしを始めた18歳の頃から、ほとんど男が途切れたことがなかった。 こんな風に言うと、「モテる女はつらいねー。」なんて言われたりするけど、ホントは事態はもっと深刻だった。 私が男なしでいられなかったのは、孤独に耐えられなか…
もっとお互い納得できる別れ方があったのかもしれない。今になってそう思うこともある。 彼は別れ話の直後に、Ninja Girlsのフォトグラファーを降りることを、さくらちゃんに伝えた。 「Ninja Girlsなんてどうでもいいよ。俺はつばきのためにやってただけな…
翌日、会社にいると、エディから電話が掛かってきた。「ダーリン、今、君のオフィスの近くにいるんだ。今日一緒にディナーを食べないかい?」何気ない会話なのに、なぜかその瞬間私の心の中でスイッチがカチっと入った。「エディ、私実は今日話したいことが…
それ以来、私はエディに別れ話を切り出すタイミングを見計らうようになった。 でもね、別れ話が得意な人なんていないでしょ?私も大のニガテ。出来ればフェードアウトしたい!なんて卑怯なことを考えてしまうぐらい。 それから、更に複雑なことにエディはNin…
いろいろ大変な事の連続だったこの数週間。ランちゃんと、あやさんがNinja Girlsを去って、私は親と絶縁した。 なんてドラマチッチ〜〜! いや〜ん、盛り上がってきたじゃな〜い! 今なら、そう思えるけど、この時は大変だったんだ。 でも、なんとか乗り越え…
私はモンモンとした気持ちのまま、日々を過ごしていた。 シンガポールにきてから、すべてが順調にいっているはずだった。でも本当はそんなの妄想だったのかもしれない。 私は、情緒不安定になってエディに八つ当たりするようになった。 あるときは、彼の前で…
きっと親には、親の言い分があるんだと思う。 フラフラした生き方をしているような娘をみて、物申したくなるのはしょうがないんだろうな。 でもね、遂に私は今回の件で、母親と話すことは最後までなかった。 母親からの、最後のメッセージは、「心を入れ替え…
Ninja Girlsのサイトをみた母親は、かなり動転していた。シンガポールまでいった娘が、何時の間にか仕事をやめて、訳のわからないグラビアもどきのようなことをしている! 彼女の頭の中では、既に最悪のストーリーが出来上がっていたみたい。 毎日、「とにか…
Ninja Girlsのサイトをみた母親は、かなり動転していた。シンガポールまでいった娘が、何時の間にか仕事をやめて、訳のわからないグラビアもどきのようなことをしている! 彼女の頭の中では、既に最悪のストーリーが出来上がっていたみたい。 毎日、「とにか…
私は小さい時から、本当にお母さん大好きッ子だった。 うちの、ちょっと変わった教育方針のせいで幼稚園にも保育園にも通わなかった私は、小学校に上がるまで、文字通り母親にべったりで過ごした。 まさに一心同体。どこにいくにも一緒、って感じだったんだ…
Ninja Girlsからまた一人、主要メンバーが去った。 活動を始めた当初から、止まることなく走り続けてきた私たち。でもここにきて、立ち止まらざるを得ない状況に追い込まれたんだよね。 でもNinja Girlsは、絶対に解散なんかしない。そんなことあり得ない! …
人生の物語は、いつも、あるときを境に急激に変化していくものだよね。 らんちゃんがNinja Girlsを去って、私はとても不安になっていた。 Ninja Girls創立時からのメンバーでもある彼女がいなくなるってことは一大事。どうやってこの穴を埋めていけばいい? …
人生の物語は、いつも、あるときを境に急激に変化していくものだよね。 らんちゃんがNinja Girlsを去って、私はとても不安になっていた。 Ninja Girls創立時からのメンバーでもある彼女がいなくなるってことは一大事。どうやってこの穴を埋めていけばいい? …
「そうか、そうか。らんちゃん、辛かったね。でもよくがんばったょ。」ゆりちゃんが、泣いてるらんちゃんを優しくを慰めた。「大丈夫だよ、らんちゃん。辛い時がずっと続くわけじゃないからね、ぷるんっ!」って。 ゆりちゃんの母性本能あります!キャラには…
「ど、どうしたの、らんちゃんっ!?」 さくらちゃんが言った。 私はあまりに驚いて、声もでない。ただただ、らんちゃんを見つめることしかできなかった。 「どうしたのっ?何があったの?なにか気に触ることでもあったの?お腹痛いっ?ウンコしたいのっ?」…
エディとの摩擦を抱えながらの撮影だったけど、なんとか乗り切った私たち。 乗り切るどころか、かなり楽しんじゃった、私たち。 これがGirls Powerってやつか。 なんだかんだいいながらも、協力してくれたエディにも感謝しなくちゃね‥‥ 撮影後に一息つこうと…
エディとの摩擦を抱えたまま、「ビブラム」の撮影が始まった。 今回私たちが頂いたのは、ビブラムの5本指シューズを、 普段着やスポーツシーンでいかにオシャレに着こなすかってテーマ。 そして、ひとつ目の撮影場所として私たちが選んだのは、オーチャード…
「こんなことを、お金も貰わずにやるなんて馬鹿げてるよ。」 ビブラムの撮影の話を聞いて、エディが突然言い放った。 「君たちはこんなに、時間と労力をかけて、撮影をしてるんだ。 そろそろお金を稼ぐことを考えたほうがいい。」 私は、うつむくことしかで…
この頃、Ninja Girlsは、色んなメーカーから 自社の製品を使ってみた感想を聞かせてほしい、というお話を頂くことが多くなった。 「ビブラム」さんもその一つ。 皆ビブラムファイブフィンガーシューズって知ってる? 足の指がちゃんと五本指に分かれてる靴な…
にんにん!みなさんこんにちは。シンガポールに来て早一年、 ようやくドライヤーを購入して髪を乾かすようになったつばきです。 突然ですが、私はシンガポールの夜景が大好きです。大都会のシンガポールには、それは沢山の夜景スポットがあるんですが、 その…
のため、更新お休みします。つばき
一週間の日本滞在はあっという間に過ぎた。 チャンギ空港につくとなんと、エディとさくらちゃんが2人で迎えにきてくれていた。 「ツバキおかえりぃ〜〜!!」 あぁ、シンガポールに帰ってきたんだ‥‥ ホッとすると同時に、無性にうれしくなった。 エディなん…
福岡空港に降り立った瞬間、「しまった」と思った。 日本は予想以上に寒かったんだ。 もう、桜も散りそうな季節だったんだけど、まだまだ肌寒い。 トンチンカンな私は、なぜかビーサンを履いてた。 空港の外にでるなり、冷たい風に身震いする。 半年ぶりの日…
さくらちゃんのビキニは、な、なんと Tバックだったんだ! もう、どこからどうみてもT!T T T T T T T T T! でもね、これにはね、ちゃんとしたストーリーがあるんだよ。題して 「さくらちゃんがなぜTバックを選ぶに至ったか。」 さくらちゃん、実は日焼けが…