シンガポールで1番有名な日本人の目指し方 138 【やっぱゲイ?】
「このまえさ、いきなり政府関係機関の⚪️⚪️て、とこから連絡が来てさ」
さくらちゃんがちょっと驚いた感じで喋り出した。
「こうこうこうゆうトピックについてニンジャガールズのブログに意見を書いてくれませんか?だって。」
そう、前にも話したけどシンガポールでは政府とか、かなり堅い感じの機関から依頼がくるようになったの。
すごいことじゃない?
シンガポールという国では、日本人はただの外国人に過ぎない。
でも、こうやってブログを通していろんな人に私たちが考えていることを発信していけるって、本当に素晴らしいしありがたいこと。
さくらちゃんが書いた「日本の高齢化」に関する記事をよんで私は胸がジーンとしたのだった。
☆★
その頃私は、例のゲイ疑惑のイケメンとお茶をしていた。
マークは、わざわざ車でうちまで迎えにきてくれて、大きな公園の中にあるオシャレなカフェにあたしを連れて行ってくれた。
いいやつだ。
彼は結構おしゃべりだった。
自分の仕事や趣味についていろいろ教えてくれた。
「おれ、シンガポール人の男性ももっとオシャレになればいいと思うんだよね。」
彼はパスタを頬張りながら何気なくそんなことを話し出す。
むむむ。。
あたしのゲイレーダー(相手がゲイかどうかを見極める力)
がピピピと反応する。
そう、私はほぼ確信していた。
やっぱり彼はゲイに違いない、と。